医療安全管理部
「安全な医療」は患者さんの権利であり、病院の使命です。 当院では平成16年1月に医療安全管理委員会を改組し医療安全管理部を設置しました。全病院的に強力に安全管理推進を図れるよう院長直轄とし、副院長の統括指導の下医療安全管理室、医療相談室が中心となり安全・安心の医療に向け様々な取り組みを実施しています。狭い意味での事故防止対策だけではなく、「医療の質」自体の向上を目的とした幅広い活動を行っています。
安全のための研修、連携
安全な組織文化、安全情報の周知徹底
(1)安全な医療行為を確実に実行する
2019年標語 | ・患者確認は 名前 ID リストバンド ・ありがとう 伝わる感謝 チームの和 ・救急医療は私達の社会的使命です |
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朝礼での全体確認 | 1.週2回、院長・医師回診時にスタッフ全員で朝礼を実施しています 2.医師から事務職まで交代で安全について朝礼をしています 3.標語を全員で唱和しています |
星マーク制度 | 安全医療(重大インシデントを起こさず常に自他共に安全行為を確実に実行している)の職員に半年毎に星マーク(金、銀)を授与し、全職員の目標としています。 |
(2)安全情報の周知徹底
- 医療安全管理室の専用掲示板に安全に係る全情報を掲示し、全スタッフが情報確認の署名後に署名記録を保存しています。
- ルール(決まり事)ブックを各部署に配置し、常に確認できるようにしています。
新ルールは通知と同時にルールブックに追加しています。
リストバンドの着用
患者さんの取り違えを防止するために、入院患者さん全員にリストバンドを着用して頂いています。
手術時だけではなく、注射、検査など医療行為毎にカルテなどの記録・指示、口頭でのご本人確認、リストバンドと3重で確認を行っています。
医薬品の安全使用
副作用を防止するために医師、薬剤師をはじめ全メディカル部門がチームとして連携し、チェックを行っています。一例として、造影剤を使用する検査の場合は右記のような手順で進めております。
インシデント・アクシデント報告のIT化
インシデント報告分析システムを導入しています。
医療現場で発生したインシデント・アクシデントレポート収集・分析・対策立案を迅速に効率的に実施できるようになりました。「人はエラーを誘発される」を前提にエラーを誘発しない、また起こったエラーが事故に発展しないシステム構築が基本です。
安全のための取り組み
研修制度
- 院内での事故対策、感染対策など外部講師・医師等による安全医療の教育研修、院外での学会・各種研修制度を積極的に実施しています。
- 教育委員会を設置し、医長の統括指導の下に教育研修制度の充実を図っています。